昨今の世界的な規制強化の流れの中で、効果的なコンプライアンス・プログラムを構築し、広範囲な問題についてクライアントに的確なアドバイスを提供することは、リスクを低減するためにますます重要となっています。我々のチームは、米国司法省、SEC、連邦取引委員会の元高官、元捜査官、元検察官、法廷弁護士が率いており、その豊富な経験と深い知識を活かして、クライアントが規制当局の取締りや訴訟に伴うリスク、金銭的コスト、風評リスクを回避できるよう支援します。
我々は、リスクの特定、効果的かつ効率的な方針と手順の構築および実施、トレーニングの実施、そしてコンプライアンス対策の継続的な監修とモニタリングを、クライアントと協力して積極的に行っています。我々は、クライアントがどのように事業を展開し、市場を理解し、どのようにチームとして協力すればリスクを管理し、クライアントの事業目標を達成できるかを学ぶために、時間とリソースを投資することが重要であると考えています。
我々の分野横断的かつ多地域に及ぶチームは、以下を含む数々のリスクについて問題点を把握し、解決してきた豊富な経験を有しています。
- 連邦海外腐敗行為防止法(Foreign Corrupt Practices Act「FCPA」)及び汚職行為防止にかかわる捜査
元米国司法省検察官や元SEC高官を中心に、シンプソン・サッチャーの当局捜査対応チームは、政府当局調査や内部調査、FCPA関連調査、その他汚職行為防止関連事項、執行事案及び企業取引のデュー・ディリジェンスの全ての面に関してアドバイスします。
リスクを低減するために、有効なコンプライアンス・プログラムを確立することが重要になってきています。依頼者に最適な社内汚職防止規定や手続の構築と実施方法のサポートをいたします。
- 対米外国投資委員会 (Committee on Foreign Investment in the United States「CFIUS」)
国際的な投資案件に関連する規制上の問題についてのアドバイス、中でも非米国企業が米国企業を買収したりマイノリティー出資する際のCFIUSによる国家安全保障上の審査に関するアドバイスを求められることが増えてきております。規制当局による国家安全保障の捉え方が広範になっていることに鑑み、我々は依頼者が計画している取引についてCFIUS承認を条件付きでない形で獲得できるようアドバイスいたします。
- 経済制裁
経済制裁の問題に関し、金融機関、プライベートエクイティファンドに加え、米国内外の証券発行体も常に我々のアドバイスを求めています。社内調査や米国財務省外国資産管理室(Office of Foreign Assets Control「OFAC」)及び司法省等の当局とのやり取り、執行事案やSEC等の他の規制当局も関わる規制関連事案についてアドバイスします。非米国企業を対象とした合併や買収、非米国企業による証券発行及び債務者間の契約上の個別規定といった各種の取引を背景とした経済制裁関連の問題について広範な経験を有しています。
- 輸出規制 (輸出管理規制(Export Administration Regulations 「EAR」)及び国際武器取引規則(International Traffic in Arms Regulations「ITAR」))
上記に加え、EAR及びITARに基づく輸出管理の問題について、特にCFIUSによる審査に関連する形で、アドバイスを提供しております。
- 連邦エネルギー規制委員会(Federal Energy Regulatory Commission 「FERC」)
エネルギー及びインフラ関連企業、プライベートエクイティファンド及び金融機関に対し、FERCや州政府の公益事業当局による取引及び証券発行承認申請、営業許可証申請、コンプライアンスや格付関連事項の審査についてアドバイスを提供しております。
- 独禁法(入札談合および価格操作)
- アンチマネーロンダリング(AML)
- コンピュータハッキングおよびデータ漏洩
- インサイダー取引
- 証券詐欺疑惑、財務報告、会計問題
- 内部告発者のホットラインと申し立て